妊婦健診について

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当院からのメッセージ

当院からのメッセージ

妊婦健診は、自分の身体に異変はないか、また、赤ちゃんの状態は正常かどうかを知ることができるとても大切な健診です。あなたが健康に自信があっても、妊娠中に思わぬトラブルが起きてしまうことも想定しておく必要があります。

妊婦健診のメリットはたくさんあります。流産や早産、妊娠高血圧症候群などの兆候があったときも、しっかりと健診を受けていれば、早期発見・早期治療が可能になり、最悪の自体を防ぐことができます。

あなたの身体の健康を観察し、赤ちゃんの発育状態、何かトラブルの兆候がないかを確認することができる妊婦健診。体調が良いと感じていても、特別な変化がない場合でも、必ず受診することをおすすめします。また、マタニティーライフや出産について、知りたいこと不安なことは遠慮なくご相談下さい。

妊婦健診のスケジュール

初めての方へ(初診のタイミング)

初めての方へ(初診のタイミング)

妊娠検査薬を試してみて、陽性反応が出た方は、なるべく早めに婦人科・産婦人科を受診するようにしましょう。あなた自身の身体に異常はないか、また妊娠が正常かを確認することが望ましいです。

特に大きな問題はなく、正常な妊娠であると判断できれば、妊娠5週頃には子宮内に胎嚢(たいのう)が確認できます。胎嚢はいわゆる赤ちゃんを包む袋です。約1週間後に胎嚢のなかに胎芽(たいが)が確認できます。このときに初めて赤ちゃんを確認することができます。同時に心拍も確認できます。

妊娠8週以降に分娩予定日を決定し、母子健康手帳の交付を申請します。母子健康手帳の交付時には、妊婦健診の公費助成の受診票14回分と子宮頚がん検診の受診票が交付されます。この受診票によって、その後の妊婦健診は助成されますので、妊婦健診時には受診票を忘れずに持参してください。

また、岩手県では、【周産期医療情報ネットワークシステム「いーはとーぶ」】が普及しています。
「いーはとーぶ」は、岩手県内の産科医療機関と市町村をインターネットのネットワークで結び、安心安全な妊娠、出産、子育てを支援する岩手県が運営する医療情報システムです。

妊婦健診料金・保険診療外診療料金(自費診療)

初診時料金 6,000円(税別)
再診時料金 4,000円(税別)

妊婦健診のときの持ち物

  • 健康保険証
  • 診察券
  • 母子健康手帳
  • 基礎体温表(初診時)

妊婦健診の回数・頻度の目安

妊婦健診の回数は、週数やお身体の状態で変わっていきます。
初診から出産まで、大まかな通院頻度を覚えておきましょう。

妊娠初期~
23週
1・2・3・4回
(4週間に1回)
妊娠24週~
妊娠35週
5・6・7・8・9・10回
(2週間に1回)
妊娠36週~
出産まで
11・12・13・14回
(1週間に1回)

共通する基本的な項目について

健康状態の把握

妊婦さんの妊娠週数に合わせて、必要な検査を行います。

検査計測

母体の健康状態、赤ちゃんの発育状態を検査します。
基本検査として、身体検査(体重・1回目のみ身長も)、子宮底長、腹囲、血圧、浮腫、尿検査(糖や蛋白)を検査します。

保健指導

食事や生活に関する指導をさせて頂きます。妊婦さんは、妊娠による身体への負担はもちろんのこと、精神的なストレスも感じやすい時期です。出産や育児に対して、不安を感じてしまうことも多いと思います。
※家庭的・経済的な問題などを抱えていらっしゃる方は、市町村の保健師等に協力を仰ぎながらお力添えさせて頂きます。

妊婦初期〜23週の方

健診回数・受診間隔

妊娠初期~
23週
1・2・3・4回
(4週間に1回)

必要に応じて行う医学的検査

  • 血液検査:初回に1回
    血液型、血算、血糖、B型肝炎抗原、C型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹ウイルス抗体、トキソプラズマ抗体
    ※HTLV-1抗体検査(妊娠30週までに1回 実施)
  • 子宮頸がん健診:初回に1回
  • 超音波検査:第1回・第3回

妊婦24週〜35週の方

健診回数・受診間隔

妊娠24~
35週
5・6・7・8・9・10回
(2週間に1回)

必要に応じて行う医学的検査

  • 血液検査:(血糖=第6回、血算=第8回)
  • B群溶血レンサ球菌:第10回
  • 超音波検査:第5回、第7回、第10回
  • 性器クラミジア:第8回

妊婦36週〜出産を控えた方

妊娠36~
出産まで
11・12・13・14回
(1週間に1回)

必要に応じて行う医学的検査

  • 血液検査(血算):第11回
  • 超音波検査:期間内に1回
  • NST(ノンストレステスト):37週目以降に実施

NST(ノンストレステスト)とは

子宮の中の赤ちゃんが元気かどうかを調べるために、NSTを実施します。
ノンストレス=子宮の張り(収縮)がない穏やかな状態で、赤ちゃんの心拍数を調べる(一過性頻脈をみる)ために行われる検査です。

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